BS朝日開局15周年特別企画 黒柳徹子のコドモノクニ ~夢を描いた芸術家たち~

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放送内容

感動のレコードを発見!
小林亜星がたどる服部正の作曲家人生

日本が戦争へと向かっていく時代、日本人にオーケストラ音楽の魅力を広めた人物がいる。作曲家・服部正だ。彼は音楽学校ではなく慶応大学法学部の出身だが、「マンドリンクラブ」の指揮者として活躍、やがて作曲家として戦前の日本でクラシック音楽を広める役割を果たした。一方で、さまざまなジャンルの音楽にも挑戦している。絵雑誌『コドモノクニ』では、「オヤカンとオナベとフライパンのケンカ」という愉快な歌の作曲もした。

昭和26年には、今でも使われている「ラジオ体操第一」を作曲。昭和29年には、黒柳徹子が初主演したラジオドラマ「ヤン坊、ニン坊、トン坊」の音楽を担当している。終戦直後の昭和21年から28年まで放送された連続ラジオドラマ「向こう三軒両隣」では1377回の放送全ての音楽を担当、この番組のために作曲した数だけでも、なんと数千曲以上に及ぶという。

黒澤明監督の映画「虎の尾を踏む男達」や「わが青春に悔なし」など3つの作品で音楽監督も務めた。そんな作曲家・服部正が、わずか6歳で病気に苦しみながら亡くなった男の子のために作った幻のレコードがある。服部は亡くなった男の子の作文に音楽を付けた。今回、番組ではこの男の子の遺族と連絡を取ることができた。果たして、このレコードには服部のどんな思いが秘められていたのだろうか?

作曲家・服部正の人生をたどるのは、服部の愛弟子でもあった小林亜星。小林が受け継いだ作曲の極意とは? 

【出演】小林亜星