ネイチャードキュメント 奇跡の地球紀行

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BBCスペシャル
野生のホッキョクグマに密着!
―母と子の1年を追う―

ナビゲーター:宮崎美子

野生動物カメラマンのゴードン・ブキャナンがホッキョクグマ親子の1年に密着するシリーズ全3回。
北極を象徴する動物、ホッキョクグマ。しかし近年、北極は深刻な事態を迎えていた。暖冬により、氷のとけるスピードが早まっているのだ。氷が減ると、獲物であるアザラシも減り、ホッキョクグマは飢えてしまう。
そこでゴードンは、今まで誰も成し遂げたことのない調査に乗り出す。ホッキョクグマの親子を1年にわたって追いかけるのだ。出会ったのは、母グマのライラとその赤ちゃん、ミキとルカ。
見た目はかわいくとも世界最大の肉食獣であるホッキョクグマは、日に何キロも移動するため、レーダーによる追跡も困難を極める。行く手をはばむ海氷や嵐、北極の厳しい環境。撮影は常に危険と隣り合わせだが、いつしかゴードンの心に、ライラたちを本当の家族のように慕う気持ちが芽生えていく。
ホッキョクグマの親子を見守るゴードンの冒険と感動の物語。


野生動物カメラマンのゴードン・ブキャナンとホッキョクグマの専門家、ジェイソン・ロバーツは、野生のホッキョクグマの親子を追いかけることにした。向かったのは、ノルウェー北方に浮かぶスバールバル諸島。4月は例年なら海氷に覆われている季節だが、この年は異常な暖冬で氷が少なかった。ゴードンたちは巣穴を見つけ、母親をライラ、子供たちをミキとルカと名付ける。巣穴を見つけてから4日目に、親子はついに巣を離れた。ゴードンたちは麻酔銃でライラを眠らせ、発信器付きの首輪をつける。目を覚ましたライラ親子は、獲物がいる氷の上へと旅立って行った。
夏、ゴードンたちは発信器付きの首輪を頼りに、ライラと再会するが、ルカは死んでしまっていた。ライラは残った1頭のミキを大切にしている様子だが、暖冬の影響で氷が少ないため、狩りができず十分な食事もとれていない。そんな折り、強風により北から氷の塊が流されてきた。それが命綱となるようにと思っているところで、ゴードンたちはライラを見失ってしまう。しかし情報のないなかで奇跡的に親子を発見。ライラはミキを守り、厳しい夏を生き抜いたのだ。そんな親子に対し、ゴードンは本当の家族のような、きずなを感じるようになっていた。
秋、首輪の発信器が壊れ、捜索は困難を極めるかに思えたが、ゴードンたちはライラの追跡に成功する。ミキも一緒だ。しかしろくに食べていないライラはやせ細り、ミルクも出ないようだった。捜索を続け、ついに元いた島に戻っていた親子を発見するが、ライラはゴードンのことを獲物だと思っているように近づいてくる。飢えがライラをそうさせたのだ。
それでもライラは1年を生き抜いた。ゴードンは、ライラがミキを無事に育てあげることを願い、別れを告げるのだった。