ネイチャードキュメント 奇跡の地球紀行

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奇跡の森と巨大海底洞窟
生き物たちの楽園!
沖縄やんばるの神秘

〇旅の始まり…"やんばる"の生物多様性を求めて

"やんばる"の森を撮りつづけてきた動物写真家・湊和雄さん。世界自然遺産登録への動きの中、改めて希少動物の調査・撮影に向います。旅の途中で出会うのは"やんばる"の絶景。そして天然記念物を含む生物たちの力強い姿でした。

なぜ"やんばる"には固有種・天然記念物が豊富なのか?なぜ動植物の種類が多く、多様性を持つのか?その秘密は森、そして森の中を毛細血管のように走る渓流・川の存在にありました。 森の奥、上流の水源をスタートに川を下っていくと…

出会ったのは世界でここだけにしかいない飛べない鳥・ヤンバルクイナ。1981年に発見され"やんばる"の名を世界に知らしめた大スターです。そしてこの森で暮らす希少種・固有種の数々。豊かな多様性を維持し"共生"してきた生物たちとの出会いは森の豊かさを証明しています。

  

〇多様性の海を行く そして海底鍾乳洞の神秘

"やんばる"の森の養分は毛細血管のような川・渓流をつたって海へと流れ込みます。この養分が植物プランクトン(褐虫藻)を育て、さらにサンゴ礁の形成へとつながります。サンゴ礁は魚の住処となり、固有種・希少種を含む多様な種を育みます。まさに海が豊かなのは森の恵みのおかげ。奇跡の海を水中探検家の広部俊明さんの案内で巡ります。そして広部さんが発見した日本最大級の海底鍾乳洞を探検。この鍾乳洞は広部さんの名前を取って"広部ガマ"と名づけられました。果たしてそこにどんな生物が…?