ザ・インタビュー ~トップランナーの肖像~

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12月6日(日) ゲスト:浅利慶太(演出家)

売り上げ約180億円、年間観客動員数300万人、全国8つの専用劇場を持ち、年間3000ステージを展開する、日本最大規模の劇団、「劇団四季」。その創立メンバーで、ほとんどの作品を手掛けてきた、演出家の浅利慶太(82歳)が今回のゲスト。
1933年東京に生まれた浅利。大叔父は、歌舞伎役者の2代目市川左団次。父・鶴雄は、三田英児という芸名で活躍した映画スターで、更に日本で初めて建てられた新劇専門の劇場・築地小劇場の創立メンバーだった。まさに演劇一家に生まれた浅利だが、その反発からか、自分は芝居の道には進まず一流企業に就職しようと考えていた。

ところが、進学した慶応高校で運命の出会いが待っていた。浅利は嫌っていた演劇の世界にのめり込むことになる。一体、どんな出会いがあったのか?

仲間と共に劇団四季を創立するも、芝居では食えない日々。
「客が見たい演劇とは何か―?」
その答えを探し続けるうちに出会ったのが、ミュージカル「キャッツ」をはじめとする、
海外ミュージカルだった。当時、日本にはほとんど馴染みのなかった海外ミュージカルを何故、上演しようと思ったのか?そして何故、"当たる"と思ったのか?そこには浅利ならではの計算があった。

こうして次々とヒット作を生み、10人ではじめた学生劇団を年間観客動員数300万人を誇る巨大なエンターテイメント企業にまで成長させた浅利。作品を作り続けるうちに、成功の法則を見出す。だがその答えは、あまりにも素朴なものだった。

更に話題は、佐藤栄作、中曽根康弘元総理との思い出話から、離れた古巣・劇団四季について…まで。浅利節満載、笑いと示唆と教養に満ちたインタビューとなった。