ザ・インタビュー ~トップランナーの肖像~

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1月18日(土)ゲスト:茂木友三郎

キッコーマン海外事業部の一人のサラリーマンにすぎなかった茂木が主体となり、アメリカでしょうゆが現地生産をされ始めて40年余り。 食品メーカーとしては異例の速さで、「世界のKikkoman」へと企業価値を高めた経営哲学に迫る。 茂木が語るのは、大プロジェクトを会社に提案した時の息詰まる社内経営会議の様子や、投資によって大正時代から続く老舗を倒産させてしまうかもしれないリスクを背負う心境など…。それら一つ一つのエピソードは、全ての企業人が様々な場面で参考になるコトバの数々。

そして、環境汚染を気にする現地農民の説得やオイルショックなど次々と襲いかかる危機の際に貫かれた信念を熱く語る。茂木は、それらの危機を乗り越えるため、若き日に出会ったピーター・ドラッガーの著書『現代の経営』に書かれた象徴的な格言『顧客の創造』をひたすら行動に移していたのだ。それは、日本経済界における偉人として、政財界に活動の場を広げた今も、全ての行動に貫かれていると語る。

高度経済成長期に、すでに需要が頭打ちとなり、日本全国に地場産業として息づいていた醤油工場が閉鎖や統合に追い込まれた時代。いち早く〝経営〟という視点から伝統の味を守り抜き、さらにしょうゆを世界の味にまで発展させていった茂木友三郎が、現代の「失われた20年」から再生を試みる日本の企業人に向けて多くの提言をしていく。

1月19日(日)ゲスト:桃井かおり

デビュー以来40年、その不思議な魅力を放ち続ける、女優・桃井かおり。 昨年の夏には中学時代、ロンドンに留学中だった頃の同級生で、現在アメリカで音楽関係の仕事をしている男性との結婚を宣言。 「一緒にいて疲れない人…」。結婚相手の素顔と、アメリカでの2人の暮らしぶりを、おのろけを交えながら語る。

近年は女優だけでなく、映画監督としても活躍している桃井かおり。ドキュメンタリー作家から劇映画の監督に進出したヤン・ヨンヒに、監督論、映画論を熱く語る。また、監督を経験したことにより、演技も大きく変わったという桃井。今思う俳優論も展開する。

厳しかったという桃井の父親。女優になることを反対され、勘当されたことも。でも父親のことが大好きだった桃井。亡くなってから父の愛の深さを知ったという。

そんな桃井に迫るのは、以前から親交のある映画監督のヤン・ヨンヒ。ヤンだからこそ聞ける、桃井かおりのホンネとは?