いにしへ日和

いにしへ日和

  • トップページ
  • バックナンバー
  • contents3
  • contents4

ストーリー

【青森】津軽・津軽の鬼コ

古来、悪者とされることの多い「鬼」。
しかし青森県津軽地方には「鬼」を神様として崇める風習があります。そしてこの地方には「鬼コ」と呼ばれる鬼が、鳥居に居る神社が 30以上もあります。その姿は、ユーモラスなものから威厳に溢れるものまで様々で、訪れる人を楽しませています。 津軽の鬼信仰の中心と言われるのが、弘前市にある鬼神社(きじんじゃ)。 鬼を御神体とするこの神社は、農業の守護神としても知られ、本殿には巨大な鉄の農耕具が収められています。 鬼と農耕具、一見遠い関係に見えますが、実は津軽の鬼は製鉄技術を伝え、農業の繁栄に寄与した渡来人であり、そのことに感謝する念が、「鬼」信仰に繋がったのではないかとも言われています。津軽の地に残る、「鬼」信仰を訪ねます。