いにしへ日和

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ストーリー

【宮城】 松島

日本三景の一つ、松島。ここには、歴代の伊達家藩主が松島の景色を楽しんだ「観瀾亭」があります。
これは江戸に移築されていた秀吉の伏見桃山城の茶室を二代藩主・忠宗が「一本一石も変えぬように」と命じ移したものです。
松島には江戸から忠宗が移築したものが、もう一つあります。
藁葺屋根の「円通院・本堂」です。
忠宗は、若くして病死した息子・光宗を弔うため、光宗の江戸納涼屋敷をここに移築したのです。
光宗の霊廟「三慧殿」内にある厨子は華麗で、バラやスペード模様、十字架など、当時には珍しい洋風な模様が描かれています。これは、政宗の命によってヨーロッパを訪ねた仙台藩士・支倉常長の影響があったと言われています。