いにしへ日和

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ストーリー

【神奈川】 鎌倉・金沢街道

鎌倉と六浦を結ぶ、金沢街道は鎌倉時代、塩を運ぶ“塩の道” として知られてきました。
そんな金沢街道を少し奥に入ったところにあるのが、鎌倉でも最も古いお寺と伝えられる杉本寺。
茅葺の観音堂と苔むした石段が印象深いこのお寺は、奈良時代に行基が開いた鎌倉随一の古刹です。
さらに金沢街道を進むと現れるのが、報国寺です。
足利家の所縁のお寺として栄えてきたこの寺院は、“竹の寺”としても親しまれてきました。
本堂の裏に広がる2000本に及ぶ孟宗竹の竹林は、このお寺を開山した仏乗禅師が修行や詩をつくった場所の跡に植えられたといわれています。
風に揺れる竹林の葉の音をききながら、悠久の歴史の旅へと出かけます。