いにしへ日和

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ストーリー

【秋田】 平賀源内・角館

「みちのくの小京都」と称される風雅な町並が残る秋田県角館。
江戸中期、学者、画家、発明家など多方面で活躍した平賀源内は、秋田藩に招かれ、角館に滞在しました。
その期間は、わずか1か月でしたが、角館に花開く文化の発展に寄与しました。
地元の文化を広く紹介する「角館歴史村 青柳家」。
源内の薫陶を受けた美術作品がここに展示されています。
洋画の陰影、遠近法を日本画に取り入れた秋田蘭画です。
大胆な構図の風景画は、後に北斎、広重にも影響を与えたと言われています。
また、青柳家では大変貴重な「解体新書」の初版本を展示しています。実は、この挿絵を手がけたのは、秋田蘭画の画家。なんでも源内が強く推薦したのだとか。
当時、最先端の文化を角館にもたらした平賀源内。
もしも源内がこの地に滞在していなかったら、現在とは異なる歴史になっていたかも知れません。