昭和偉人伝

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植村直己

今から30年前、昭和59年2月12日、一人の日本人が偉業を成し遂げました。 世界で初めて、厳冬期のマッキンリーに単独登頂。 しかし、翌13日、消息不明に・・・その行方は未だ知られていません。 男の名は、冒険家・植村直己。 明治大学を卒業後、モンブラン、キリマンジャロ、アコンカグア、エベレスト、マッキンリーの登頂に成功、世界初の五大陸最高峰登頂者になりました。 さらに、グリーンランド犬ゾリ3000km走破、北極圏犬ゾリ1万2千km走破、日本列島3000kmを徒歩で縦断するなど、世界中を駆け巡った。 その活躍は認められ、世界の勇気あるスポーツマンに贈られるバラー・イン・スポーツ賞を受賞。さらに、ナショナルジオグラフィック誌の表紙を、日本人として初めて飾りました。 なぜ、植村は冒険し続けたのか?なぜ、挑戦し続けたのか?

番組では、昭和59年、冬のマッキンリー登頂に同行した元テレビ朝日・大谷映芳さん、カメラマンの吉原修さん、相談役として長年植村を支えてきた湯川豊さん、植村が良くテントを発注していたヨシダテントさん、明治大学山岳部で共に同じ釜の飯を食べた同級生の方々、幼少期を知る方々など、植村直己を取り巻く多くの人にインタビューを行いました。 取材によって見えてきたのは、幼少期に憧れた一人の男、そして、屈辱を受けた過去が植村直己に影響を及ぼしているということでした。 数多くの証言と秘蔵映像から、稀代の冒険家・植村直己の魅力、そして原点に迫ります。