にほん風景物語

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文豪 夏目漱石の原点を訪ねて 「坊っちゃん」松山/「草枕」熊本

「坊っちゃん」は、明治39年、「ホトトギス」にて発表された夏目漱石の名作。若き漱石が一年間滞在した松山での体験をもとに書き上げた小説で、江戸っ子で無鉄砲な新任教師が同僚教師や生徒たちと巻き起こす騒動を描いた名作です。

その舞台となった松山は、雄大な石鎚山を背にした、風光明媚な場所。 市内には、当時を思わせるレトロな路面電車、"坊ちゃん列車"が走り、終点の 道後温泉は「日本書紀」にも登場する、日本最古の温泉。小説で登場するモデルとなった温泉で、現在は、国の重要文化財に指定されています。趣のある浴室、そこには「坊っちゃん泳ぐべからず」の注意書きが掛けられています。

また、漱石にとって松山は無二の親友である俳人正岡子規と友情を育んだ場所。小説でもおなじみの"ターナー島"や四国では珍しい、凍結し神秘的な氷柱の紋様を生み出す名瀑・白猪の滝、日本に12しか残されていない江戸時代以前に建造された天守が残る松山城など2人が訪ねた名所も訪れます。

漱石の原点と、出湯の城下町を作家島田雅彦さんが案内します。