にほん風景遺産

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若狭 食の回廊を歩く

暖流と寒流が激しくぶつかる若狭の海は、多彩な海産物を育んできました。
福井県若狭は古くから大陸に開かれた港を持ち、古くから「御食国(みけつくに)」と呼ばれてきました。"御食国"とは、都の朝廷に海産物を納めていた国のことです。
今回、風景案内人・加藤千洋さんは古来より都とのつながりと独自の文化を持つ若狭の食の回廊を旅します。
若狭の海産物を京の都へ運んだ道を「鯖街道」と呼んでいます。「鯖街道」は奈良時代から食や北前船の物資を運んでいた歴史ある街道です。今回は「鯖街道」を辿ります。熊川宿(福井県と滋賀県との境)といった栄えた宿場町があります。ここは江戸時代に200戸を超える大きな宿場町でした。今でも宿場風情の残るこの町では、鯖寿司を食します。
鯖寿司をはじめ、すし発祥の地・高浜では焼き鯖のちらし寿司、美浜町では「へしこ」という鯖のぬか漬け、小浜のなれ寿司など、鯖の食文化が若狭には息づいています。
小浜市には名水で知られる「雲城水」があります。その水が湧き出る名店「伊勢屋」で若狭の冬の定番「丁稚羊羹」や習慣について話を伺います。また小浜市には別名"海のある奈良"と言われ、市内に130もの寺院があります。その中で本堂が国宝である古刹明通寺を訪れ、歴史や文化に触れます。
若狭の人達が守り、育んできた食文化と歴史を交えながら紹介します。

朽木屋商店(浜焼さば)

TEL:0770-52-0187

明通寺

TEL:0770-57-1355

民宿 佐助(鯖のなれずし)

TEL:0770-54-3407

御菓子処 伊勢屋

TEL:0770-52-0766

美浜町商工観光課(へしこ)

TEL:0770-32-6705