ヨーロッパいちばん旅行記

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音楽の都ウィーン オペラ 日本人ソプラノ歌手のいちばん

オーストリア・ウィーンは、15世紀以来、ヨーロッパを支配したハプスブルク家の街。神聖ローマ帝国の皇帝を輩出し続けたヨーロッパでもっとも権力を持った家系でした。ハプスブルク家は芸術家への支援を篤く行い、中でも、音楽家を多くウィーンに招き、新しい音楽を作らせたのです。18世紀には、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンと、歴史に名を残した作曲家がウィーンで活躍しました。
ウィーンで本格的に声楽を始め、たった4年でソリストデビューを果たした田中彩子さんが、偉大なる作曲家たちの足跡を辿ります。
特にモーツァルトは田中さんが敬愛する作曲家。なぜなら、田中さんはモーツァルトが愛した声、「コロラトゥーラ」を持っているからです。ソプラノの中でも高音の声「コロラトゥーラ」を持つのは世界でも数人。田中さんは100年に1人といわれるクラシック界の宝なんです。
果たして田中さんがウィーンでみつけたものとは。そこには、偉大な作曲家たちの隠れた素顔がありました。