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お笑い芸人 又吉直樹が芥川賞 『火花』誕生秘話と文学界の今

お笑い芸人ピース又吉直樹、第153回芥川賞を受賞。このニュースは日本中を衝撃と共に駆け抜け、受賞作『火花』は、発行部数200万部を大きく越える大ベストセラーとなっている。又吉と『火花』に脚光が集まる中、同時にクローズアップされたのが、日本を代表する文学賞、芥川・直木賞と、不況にあえぐ日本の出版界の現状であった。

昭和10年、菊池寛によって設立された芥川・直木賞。およそ80年の歴史を誇り、誰もが知るビッグネームが受賞者として名を連ねている。一方、90年代末から始まった出版不況を背景に、本屋大賞が誕生。売れる本を世に送り出す、という新たなコンセプトの元、出版界に新たな旋風を巻き起こした。文学性か、売れる本か。議論が分かれる中、又吉の芥川賞受賞は、出版界に大きな一石を投じた。ただ純粋に本を愛する男、又吉直樹は、本の世界の救世主となるのか。