BS朝日 ザ・ドキュメンタリー

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植木等「スーダラ伝説」~日本一の無責任男 お父さんたちへの応援歌~

俳優であり、喜劇人であり、歌手であった"キング・オブ・エンターテイナー"こと植木等。僧侶の道を志したが、クレージーキャッツとしてスターとなり、10年間で30本という異常なハイペースで"クレージー映画"が作られた。映画における圧倒的なキャラクターから「日本一の無責任男」と呼ばれ、歌えば「スーダラ節」が瞬く間に大ヒット! 高度成長期の日本人は、無責任男の明るさ、破天荒さに、"もう一人の自分"と出会った。社会が目まぐるしく変化していた昭和30年代。池田内閣が「所得倍増計画」を唱えるが、スクリーンの中の男はずっと変わらず≪C調≫であり続けた。
当時、サラリーマンの心の支えとして存在した植木等。昭和高度成長期、植木等が演じ続けた無責任でスーダラな男の実像とはどんな男だったのか。植木が岐路に立つとき、いつも指標になっていたのは父・徹誠さんの存在があったという。"日本を元気にした男"から、忘れかけてしまった日本人の心意気、父親たちの物語をひもとく。