中国神秘紀行

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作品内容

南朝を築いた英雄たち 長江旅情 ~江蘇省~

今回は中国の東部の長江下流部にあたる江蘇省(こうそしょう)を旅します。
この地は古来多くの中国王朝の都として栄え、中国史上有名な英雄たちが活躍した所でもあります。その中心都市が江蘇省の省都でもある南京(なんきん)です。「中国革命の父」として知られる孫文は、南京を中華民国の首都に定めました。南京には孫文が眠る墓、「中山陵(ちゅうざんりょう)」があります。
そこの参道に作られた階段の数は392、この数字にはどういった意味が込められているのでしょうか?

南京には、世界文化遺産に登録されている明孝陵(みょうこうりょう)があります。明王朝の初代皇帝として絶大な権力を誇った朱元璋(しゅげんしょう)の墓です。広大な敷地を持つ明孝陵には大きな謎が秘められています。
なぜか朱元璋の遺体の眠る所までの参道が大きく湾曲しているのです。
一体、この参道の湾曲の謎とは?

江蘇省は、今からおよそ1800年前の三国時代、劉備や孫権など三国志に登場する武将たちが覇権を争った舞台でもあります。
多くの英雄が登場し国が栄えた背景に、長江の豊かな恵みがありました。
それは長江の絶品グルメとして、今も庶民に親しまれています。
南京で400もの飲食店が軒を並べるグルメ街で、人気の麺料理は鴨の血を使ったものです。なんでも女性に好評なんだそうです。
そして、中国では珍しい焼き餃子が登場します。日本の焼き餃子とはひと味違ったジューシーな焼き餃子をご紹介します。

そして長江の港町として栄えてきた町には、おいしいグルメが古くから伝わっているのです。ほのかな甘さで有名な鎮江酢(ちんこうす)。
日本でも久しい黒酢ブームにあやかってか、美容のために鎮江酢を頂く人々が増えているそうです。

そして日本企業の進出が近年著しい無錫(むしゃく)の町では、今、観光客の人気スポットとなっている「三国城(さんごくじょう)」をご紹介します。
三国志の世界をたっぷりと堪能できるアトラクションとグルメに、新たな三国志の魅力が見えてきます。
他にもおいしい長江の名物料理が続々登場します。
さあ、江蘇省で活躍した英雄たちと彼らをめぐる長江の美食を訪ねる旅へと向かいましょう。

初回放送:2010年2月18日