文化遺産の旅
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鹿児島県・鹿児島市編(3)伝承の楽器「天吹(てんぷく)」


薩摩に古くから伝わる楽器。琵琶と並び伝承されてきた2大古典楽器の一つです。
30センチほどの素朴なコサン竹(布袋竹)の縦笛。
独特な名前の由来、発祥などは不明で口述による伝承であったため、記録として残っていない。
明治30年代には「楽器は勉学の妨げになる」と苦情が出て琵琶、天吹禁止令が出され、以後薩摩の伝承楽器は急速に廃れてしまった。
後の昭和56年に天吹の保存、伝承、振興を目的として天吹同好会が発足し現在に至っている。
幻の楽器「天吹」の素朴な演奏、音色などご堪能下さい。