文化遺産の旅
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秋田県・大仙市編(5) 樅峰苑


強首地区の豪農・小山田家の邸宅として大正6年に建てられた家。
大正3年に襲った強首地震の教訓を生かし、耐震構造を意識して設計されており、随所に珍しい工夫が施されている建物です。
昭和39年、この地区から温泉が湧き出てそこかお湯を引き旅館に様変わりしています。現在は敷地内からも温泉が湧き上がり、源泉かけ流しとなっている。
またここには樹齢380年以上の5本の樅の木があり、かつての庄屋の旗印ともなっている。秋田県内でも樅の木がひとつの所にまとまっているのは極めて珍しく、歴史を物語る貴重なもので、「樅峰苑」の名もそれに由来しています。
威風堂々たる建物は訪れる観光客の安らぎの場となっており、国の文化財になっています。