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7/1(日)の放送
楳図 かずお(マンガ家)
朝日新聞「be」の紙面に掲載された人物を、番組独自の視点で取材するコーナー「beヒューマン」。第3回目は、恐怖マンガの第一人者、楳図かずおさん(70歳)にスポットを当てます。
楳図さんは高校3年生の時にマンガ家としてデビューし、実に50年以上にわたって日本のマンガ界で活躍。 「へび少女」などの一連の恐怖モノ、SF大作「漂流教室」、傑作ギャグ「まことちゃん」などジャンルにとらわれず、様々なマンガを世に送り出してきました。そんな楳図さんは1995年以来、現在「休筆中」。しかし、音楽活動などを皮切りに、マンガという枠にはとらわれない表現活動を展開し、70歳とは思えない行動力で、いつも走り続けています。
番組では、そんな楳図さんの飽くなき好奇心に迫ります。
7/8(日)の放送
佐藤 可士和(アートディレクター)
メンバーの顔を出さずに赤・青・黄の3色グラフィックだけで表現したSMAPのCDジャケット。急速に成長する企業を強いシンボルマークで表現した楽天のロゴマーク。従来のイメージを変え価格戦争を巻き起こしたと言われるキリンの発泡酒のデザイン。 少なからず目にしたことがあるこれらのデザインをしたのがアートディレクターの佐藤可士和さん。現在、“ジャパニーズ”デザインを語る上で最も注目すべきクリエーターである佐藤さんはデザインについてこう言います。
「とことん本質に向き合うこと。そして本質をつかんだら余計なものは徹底してそぎ落とす。」
今やその活躍の舞台は企業広告にとどまらずプロダクト・デザインにまで広がる佐藤可士和さんの尽きぬアイデアの秘密に迫る。
7/15(日)の放送
島 正博(島精機製作所社長)
近年、海外から輸入された安い衣服におされ続けている日本のアパレル業界。
そんな苦境に立たされている世界の中の日本で「メイド・イン・ジャパン」として世界から注目を集めた発明品がある。開発したのは島精機製作所社長 島正博さん。
その発明品とは糸さえセットすれば、わずか数十分でセーターなどのニット製品を生み出す、いわば「究極の編み機」。世界シェアは約65%にもなり、グッチ、エルメス、プラダなどの有名ブランドからも寵愛を受けた。
「発明は従来どおりのものと反対の方向。反対の方向を考えるから開発になる。同じことをしてたらマイナーにしかならない」と語る島社長の飽くなき物づくりへの情熱に迫ります。
7/22(日)の放送
安田 佳生(ワイキューブ社長)
中小企業の採用支援で注目のワイキューブ。
企業と学生の両者から、就職活動の新卒採用で絶大な信頼を誇る。社長の安田さんは、様々な工夫とアイデアで、中小企業の業績アップに貢献してきた。入社案内はインパクトのあるデザインを用い、やりがいや魅力を表現。会社説明会の運営マネージメントや、リクルーターの育成、面接の仕方などまで幅広く採用支援を行う。もちろん自社に関しても、社内にプールバーやカフェを設置し、さらにおやつタイムといった社員のモチベーションを上げる工夫で、売上高は年々上昇。学生の感性に訴える戦略の安田さんの手腕に迫る。
7/29(日)の放送
島崎 大(マンズワイン醸造士)
「beヒューマン」第4回目は、マンズワイン醸造士・島崎大さん(46歳)にスポットを当てます。
今年4月、島崎さんが手がけたワイン「ソラリス信州小諸樽仕込2005」がフランスで行われた国際コンクールで金賞を初受賞しました。中学生の頃からワインに興味を持ち、フランス・ボルドーへの留学などを経て、ワインの真髄を学んだ島崎さん。そして「世界のトップ銘柄と戦えるワイン」を目標にこれまでのワイン造りの常識を覆し、徹底的に味にこだわった結果、かつては評価の低かった国産ワインを世界のトップブランドへと伸し上げました。そんな島崎さんのワインに対する情熱に迫ります。
8/5(日)の放送
新福 秀秋(農業法人・新福青果社長)
しがらみにとらわれない改革で人気の東国原(ひがしこくばる)宮崎県知事。その知事に負けじと、宮崎から日本の農業を変えようとしているのが、青果売り上げ日本一を誇る農業法人・新福青果の新福秀秋(しんぷくひであき)社長だ。
直営農場は245ヶ所で、90ha。大規模農業で年商15億円を誇る。経験に頼っていた農作業にITを導入し、生産工程・労務管理などをコンピューターで管理するシステムを作り上げた。さらに、若い農業の後継者を育成するため、全国から研修生を受け入れて、彼らに将来の農業を託している。社長のモットーは「明るく楽しい農業」。 その理想を求めて、日夜畑を耕し続ける新福さんの農家魂に迫る。
8/12(日)の放送
五十嵐 勇二(マルハグループ社長)
2006年12月、水産業界トップのマルハグループ本社がニチロとの経営統合を電撃的に発表した。マルハの世界的な調達力と食品加工分野におけるニチロの伝統のある技術力という各々の得意分野で、川上から川下まで一還したバランスのいいメーカーとなるため経営統合を指揮したのがマルハグループ本社、五十嵐勇二社長だ。現在、世界では健康志向から魚食人気が進む一方、日本では漁獲高削減と肉食文化の進行で魚食離れが進んでいる。海外での消費量増加や日本の漁獲枠の削減をにらみながら「世界の魚屋」をキャッチフレーズに資源の保護と日本の魚 食文化復活の両立に挑む五十嵐さんの情熱に迫る。
8/19(日)の放送
進藤 奈邦子(WHOメディカルオフィサー)
感染症の予防や対策に、世界中を飛び周るWHOメディカルオフィサー進藤奈 邦子さん。 ジュネーブにあるWHO本部に勤務する進藤さんの役割は、現地からの情報を把握・分析し、現地のWHOスタッフをどう投入するか指導したり、また感染症の現場に向かい医療スタッフと感染制御を行うこと。そのため、1年の3分の1は海外で活動している。 毎年、何らかの感染症被害がWHOに報告される。その中で大きな被害をアウ トブレイク、感染爆発という。最近のアウトブレークは、2003年に起こった SARSだ。シンガポールに向かい患者を診断しながらウィルスの情報収集にあ たり、SARSの封じ込めに貢献した。 感染症の危険と隣り合わせながらも、世界を駆け巡る進藤さんの医者魂に迫る。
8/26(日)の放送
細野 佳代(曙社長)
終戦間もない1948年に汁粉屋から始まった老舗「銀座あけぼの」。こちらで次々と 新商品をヒットさせ、父親から引き継いだ老舗に新たな吐息を吹き込んだのが、曙社長の 細野佳代さんだ。
工場勤務からスタートし、現場の経験から菓子作りの喜びに目覚め、 社長になってからもスタッフと共に商品開発やマーケティングに努力を重ねヒット商品を 生み出してきた。和菓子の老舗に新風を吹き込む。曙社長、細野佳代さんの菓子作りへの 情熱に迫る。