be ON AIR!

1/7(日)の放送
追跡!フロントランナー特別編
2007年第一回目の放送は新春スペシャル「追跡!フロントランナー特別編」。過去に番組で紹介した中でも、特に反響の多かった3名のフロントランナーをピックアップ。 ユニークなCMでも有名な雪国まいたけ。「ピンチの裏にはチャンスがある」という逆転の発想で、寒村の極貧から脱した雪国まいたけ社長・大平喜信さん。ファッションをメインに多くのブランドを担当するPR集団ワグ。企業のもっているものを情報として様々なメディアに出すことがPRでは一番大事な仕事であると語るワグ社長・伊藤美恵さん。長野県にある「ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー」オーナー・玉村豊男さん。エッセイスト、料理、絵画、ワインづくりなど多くの分野でスローライフを自ら表現する。三人の魅力的なフロントランナーをスタジオに招き、彼らの情熱にあますことなく迫ります!
1/14(日)の放送
松崎 義行(新風舎社長)
2003年、皇太子妃雅子さまが愛子さまに読んでいる姿が報道されて評判となった絵本「うしろにいるのだあれ」。実はこの本、当初500冊の自費出版だった。仕掛け人は気鋭の出版社、新風舎を率いる松崎義行さん。後に77万部の大ヒットにつながった理由を表現尊重主義の成果だという。自身も若くして文章表現に目覚め、現在も詩の創作を続け、詩集を刊行。表現者としての顔も持ち合わせる。 自費出版の存在意義は人類にとって絶対必要だという松崎さんの想いは新風舎直営の書店に表れている。そこには今まで手がけた約1万冊の本が並び、なんと9割が自費出版。本を残したいという表現者のために自費出版の道を作った詩人経営者、松崎義行さんの情熱に迫る。
1/21(日)の放送
森下 竜一(バイオベンチャー・アンジェスMG創業者・大阪大学教授)
「患者さんの足を切断したくない。」
バイオベンチャー・アンジェスMG創業者であり、大阪大学教授の森下竜一さんは、自ら会社を立ち上げ新薬の研究開発に取り組んでいる。本来ならば、製薬会社で研究開発を行いたかった。しかし、どの製薬会社も相手にしてくれない。そこで自分の貯金を使いバイオベンチャーを設立。大学での研究を、製薬会社の代わりにバイオベンチャーが新薬の研究開発を担い、薬の独占的販売権を与えるという契約を結んだ。このビジネスモデルは、産業界で革命的として表彰された。大学発ベンチャー企業で新薬開発をする、森下さんの研究者魂に迫る!
1/28(日)の放送
涌井 徹(大潟村あきたこまち生産者協会代表取締役)
「自分の田んぼに何で自由に米を植えられないんだ」
大潟村での農業に希望を抱き、21歳のときに入植した、大潟村あきたこまち生産者協会代表取締役・涌井徹さん。ところが入植以来37年、国の農業政策に振りまわれてきた。農家が自由に米を作るため減反政策に背き、監視や検問、宅配便への圧力、食糧管理法違反で起訴されても、30年以上に渡り国や農協と闘ってきた。付いた呼び名が“ヤミ米派”。しかし、1995年に食糧管理法が廃止され、自由に米を作れるようになると、産地直送を売りに年商60億円企業に育て上げた。 農業ビジネスの新たな可能性を追求する、涌井さんの情熱にLOCK ON!
2/4(日)の放送
奥山 清行(工業デザイナー)
フェラーリやマセラティといった高級スポーツカーのデザインを手がけ、世界最高峰のもの作りの現場で活躍する工業デザイナーの奥山清行さん。アメリカのゼネラルモーターズ、ドイツのポルシェ、イタリアの名門デザインスタジオ「ピニンファリーナ」といった世界有数のデザインの現場で経験を積み、昨年独立。家具や眼鏡といった自動車以外のプロデュースも手がけ、自らデザインを日本の伝統文化を導入し“オクヤマ・ブランド”を世界に広めていく。「デザインのプロとは明日の人の為に仕事ができる人」と語り、未来の暮らしを世界に向けてデザインする工業デザイナー・奥山清行さんの情熱に迫る。
2/11(日)の放送
速水 亨(速水林業社長)
尾鷲(おわせ)ヒノキの産地、三重県北牟婁(きたむろ)郡で、東京ドーム200個以上もの森林を、江戸時代から200年以上にわたって管理しているのが速水林業。主に住宅用の柱材を全国に出荷している。率いるのは速水林業の9代目、速水亨さんだ。速水林業では、狭い面積にたくさん苗木を植える「密植」という尾鷲地方の常識を改め、「間伐」を増やすことで、暗くじめじめした森に光を取り入れ、豊かな土壌やヒノキを作り出すことに成功。その環境保護への姿勢は高く評価され、世界中の森林全てを評価対象とする第三者機関、森林管理協議会(FSC)から、日本では初めての認証を取得した。速水亨さんの森林経営にかける美学に迫る。
2/18(日)の放送
木村 修(伊賀の里 モクモク手づくりファーム社長)、吉田 修(同社専務)
三重県伊賀市の郊外に、にぎやかで元気な農場がある「伊賀の里 モクモク手づくりファーム」だ。手づくりのハムやウィンナー等が楽しめるレストランや、ものづくり体験ができる農場・工房があるこのファームで、スタッフから“天使と悪魔”の名コンビと慕われるのが木村修社長と吉田修専務の2人だ。三重県経済連の同僚だった2人は地元産の「伊賀豚」を使ったハムやソーセージの加工業に乗り出し、美味しさと安全を両立させた製品をファーム内のレストランで提供したことで大好評を得た。現在ではファームの来場者数は年間50万人にのぼる。生産、加工、販売サービスの全てが揃い、生産者と消費者との交流による農業という新たなスタイルを切り拓いた木村修さんと吉田修さんの情熱に迫る。