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ストーリー

世界・建築遺産の旅
出会い

建築史学者ダン・クルックシャンが、世界各地に残る素晴らしい建築物を訪ねるシリーズ。今回は、人と人との出会いの場である建物たちが登場。ブラジルの首都・ブラジリアでは、理想都市設立のため建てられた、かつてない公共建築物を紹介。さらに市民の住居を訪ね、建設当初の理想と現実とのギャップを目の当たりにする。次に訪れるのは、激動の時代を乗り越え、古代から繁栄し続けるシリア・ダマスカス。いろいろな文化や宗教を持つ人々が共存するこの街の魅力を、今もこの地に残る建築物を通して迫る。高層ビルが建ち並ぶニューヨークでは、"ロックフェラー・センター"を訪問。世界的にも有名で、様々な人々が集う場所であるこの場所で、高層建築物の存在意義を考える。最後は、60万人が暮らしているインドのスラム街ダラヴィを訪問。住人達によって機能的に作られた建物の中で、人々が貧しいながらも精神的に豊かな暮らしをしている様子を紹介する。

最初に訪れたのは"平等"の理想を掲げ、1960年よりブラジルの新しい首都となったブラジリア。コミュニストの建築家オスカー・ニーマイヤーが設計を行った、数々の見事な公共建築物、さらに新都市において富裕層と貧困層の生活の場が分断され、格差が広がっている現状を明らかにする。7千年の歴史を持つ、中東シリア・ダマスカスでは、古代から現代に至る激動の歴史が色濃く残された建築物を訪ね、異なる文化や宗教の共存を可能にしてきた人々の生き方と、この街が繁栄し続けてきた謎に迫る。
ニューヨークでは、摩天楼の一つ"ロックフェラー・センター"を訪れ、建設の経緯や歴史、現在の姿を紹介。観光やビジネス、そのほか様々な目的で多くの人々が集う都会における、高層ビルの存在意義を確認する。最後に向かった先はインド・ムンバイにあるスラム街ダラヴィ。重なり合う家々が独特の街並みを作り上げている"アジア最大のスラム"だが、その成り立ちや人々の暮らしぶりを追う中で、悪名とは裏腹に人間味あふれる共同体が機能していることを明らかにする。