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ストーリー

シェフがめぐる 地中海 豊かなる食の旅
6 モロッコ/トルコ エキゾチックな食文化

レストランの経営や多くの著書でも知られるイギリスの有名シェフ、リック・スタイン。彼が船と車の一人旅で地中海に面した様々な地域を巡り、バラエティ豊かな食文化とそれを支える人々の姿を紹介する6回シリーズ。最終回となる第6回は、ジブラルタル海峡を超え、アフリカ大陸北部のモロッコ、そして地中海の東の端にあたるトルコを旅し、アラブ、アフリカはもちろん、モンゴルの文化も感じられるエキゾチックな風景と食の世界を紹介する。モロッコの路上で買ったタジンという土鍋は、肉料理にも魚料理にも値段に似合わぬ活躍を見せる。異国情緒あふれる美しい旧市街と、大きな青空市場は路地が入り組んでまるで迷路のよう。様々なスパイスとドライフルーツが独特だ。トルコでは様々なラム肉の料理や、有名な肉料理カバブを味わう。シルクロードも走るこの地の食文化には遊牧民の知恵も活かされている。

スペインから海峡を渡り、北アフリカのモロッコに着いたリック。砂漠ばかりというイメージだったが、広がっているのは豊かな緑の大地。シャウエンという街で、タジンという土鍋を売っているのに出会い、値切ったらあっさり値下げされて拍子抜け。しかしタジンは、卵とミートボールの料理コフタや、オリーブオイルとスパイスをきかせたソース、チャラモーラとアンチョビの料理などに大活躍する。青い建物が並ぶ街並みはサイケデリックな雰囲気で、旧市街と大きな青空市場はまるで迷路のよう。歩き疲れたら名物のミントティーを一服だ。続いて向かうは地中海の東の果て、トルコ。リゾート地より美味しいものがあるという南部の町メルシンでは、肉とコリアンダー、タマネギ、トマトを生地で巻いたトルコのファストフード、タントゥニを味わう。リック自身もトルコ風のピザ、ラフマジュン作りに挑戦。そして旅の最後は古代文明の地、ユーフラテス河で迎えることに。