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ストーリー

アニマルジャーニー ~動物大紀行~
6 ヒマラヤ山脈大移動

過酷な自然環境の中で、さまざまな生き物が、熾烈な生存競争を行いながら食糧を求めて大移動していく壮大なドラマを描いたアニマルジャーニー。シリーズを通じて、厳しい自然環境の中を生きる野生動物たちの美しさと厳しさを伝えていく。
シリーズ最終回である今夜は、ガンカモ科のインドガンをテーマに送る。BBCの人気リポーターで獣医の資格を持つスティーブ・レナードが、二羽のインドガンを捕らえ、生態の調査をするために発信機を取り付ける。

インドガンは夏場をチベットで過ごし、冬になるとヒマラヤ山脈を越えて、ネパールへと南下する。スティーブは、インドガンの移動の様子を追跡するために二羽を捕え、発信機を取り付ける。そして、その二羽に、エベレスト初登頂を果たしたサー・エドモンド・ヒラリー卿とテンジン・ノルゲイから名を取り、それぞれヒラリーとテンジンと名付け、移動する様子を追跡していく。
インドガンが高度6000メートルにも達する高さで、悠々と山脈を越えていくのに対して、それを地上から追いかけるスティーブは、海抜数千メートルという非常に空気の薄い環境に苦しめられ、体調を崩す。途中で発信機の電池が切れ、二羽を見失ってしまった。それでもスティーブは最後の位置情報であるインドに向かう。そこで、赤い首輪をしたインドガンのヒラリーを見たという地元の人に会い、スティーブは驚くと同時に二羽が生きていたことに安心する。
インドガンの群れが、遥か上空を飛んでいく様子は本当に素晴らしいが、ヒマラヤ山脈のどこまでも続く雪山、稜線に雄大な大自然の美しさも感じずにはいられない。