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ストーリー

ボルネオ・秘境の大冒険
1 冒険の始まり

東南アジアに浮かぶ巨大な島、ボルネオ島。切り立った山々と、うっそうと茂る熱帯雨林に覆われ、珍しい生き物がたくさん住むこの島を、個性派ぞろいの研究者チームが探検する3回シリーズ。人間が未だ足を踏み入れたことのない場所も多く残るこの神秘の島で、メンバーは持ち前の専門知識とハイテク機器、そしてガッツと体力でそれぞれの挑戦に挑んでいく。
第一夜、彼らが挑むのはウンピョウを探しての夜のジャングル探検、目もくらむ高さの樹上で挑むテナガザルの撮影、ジャングルを移動する象の追跡、未知の高山への危険な登頂など。至近距離で遭遇する何匹もの野生の象の迫力や、木から木へと飛ぶように軽やかに移動するテナガザルなど、珍しい生き物たちの映像は驚きに満ちている。同時に、それらを撮影するために、悪天候や吸血ヒルの襲来、ぬかるむ急斜面やそびえ立つ岩壁、無線故障などのトラブルにも前進をあきらめない、探検隊の奮闘ぶりもスリリングだ。
ボルネオ島。ジャングルに覆われたこの秘境の奥深くへと進んでいく一行がある。環境科学者やカメラマン、登山家たちからなるこのプロフェッショナル集団は、ボルネオの環境と、そこに住む珍しい生き物たちを調査するために特別に結成された探検チームなのだ。
彼らの目的は、この島が珍しい生き物たちの宝庫となっていることを証明し、破壊が進むこの環境の保護につなげていくこと。設置したばかりのベースキャンプで、いきなりの豪雨と蒸し暑さのお出迎えを受けるものの、さっそく樹の上から聞こえるテナガザルの鳴き声や、稀少動物のウンピョウの足跡に、彼らのやる気も奮い立つ。
カメラマンのジャスティンはテナガザルの撮影のため、50メートル以上もの高さの樹上に小さな足場を作り、毎日そこでカメラを構えて撮影のチャンスを狙う。登山家のティムやスティーブは、雲で覆われたミステリアスな高山の、命がけの登頂に挑む。そして環境科学者のタラと、カメラマンのゴードンは、移動して暮らす象たちを探し、広いジャングルの中へと、徒歩と船の旅に出発する。熱を持ったものを映し出すサーモカメラで夜の探検も行う。