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ストーリー

古代からのメッセージ:世界の迷宮迷路への旅

21世紀を迎えた今なお、古代文明は人々を魅了してやまない。現代の考古学者や科学者たちが最新のテクノロジーと想像力を駆使して、古代人の遺した財宝や知恵の正体に迫るドキュメンタリー・シリーズ。
古来、人間は様々な形の迷路や迷宮を造り続けている。この謎めいた建造物に我々が惹きつけられるのはなぜだろう。最先端の迷路とも言えるコンピューター・ゲームから古代エジプトのピラミッドまで数々の迷路や迷宮を訪れ、それらが持つ意味やその魅力を探っていく。

古代から様々な社会や文化の中で存在してきた迷路や迷宮。人間にとって恐怖であるはずの「迷う」という体験をもたらす迷路や迷宮に、私たちはなぜ惹かれるのだろうか?
  まずはイギリスの世界有数の迷路設計者、エイドリアン・フィッシャーと、爆発的人気を誇る迷宮を舞台にしたコンピューター・ゲームソフト「トゥーム・レイダー」の制作者から、造り手の側から見た娯楽的な迷路の魅力を紹介する。一方でフランスのシャルトル大聖堂の補床迷路を取り上げ、キリスト教信仰の中での迷路の精神的役割に注目。その他、イギリスの村々で共同体の中心として役割を担っていた芝生迷路、貴族の屋敷で道楽のために造られた生け垣迷路などを紹介する。 そして迷路や迷宮の起源を探るため、ギリシャ神話の舞台、地中海のクレタ島へ。クノッソス宮殿に神話の迷宮が実在するのかを探る。続いてエジプトでは、ピラミッドや神殿と迷宮の類似性に着眼したギリシャの歴史家ヘロドトスが目撃したという伝説の迷宮の謎に迫り、なぜ古代エジプトに迷宮が誕生したのか、迷宮が現す意味を明らかにする。