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高岡銅器

古き良き時代の熟練職人による手仕事の賜物である工芸品にフォーカスを当て、今と和えるライフスタイルを提案する番組第17回目は、「高岡銅器」の世界へご案内します。
番組は高岡銅器の歴史からひも解きます。ものづくりの町として栄える富山県高岡市に、400年以上の歴史を宿す高岡銅器。江戸時代初期、加賀二代藩主 前田利長は高岡城を基点に町の発展を願い、あるアイデアで7人の鋳物師を金谷町へと呼び連れます。天才鋳物師たちは主に鉄鋳物などの鋳造技術を残し、高岡市を工芸都市へと導きました。その後も発展が続き、明治初期のウィーン万博博覧会では、名工・金森宗七が栄えある有効賞を受賞。高名な評価が世界各地へと広がりました。昭和時代には、戦火をまぬがれた鋳物工場で製造された鍋釜が、高岡経済の潤滑油となりました。産業の一つとして高岡銅器が町を作った歴史がわかります。
そして驚きの作業工程。鋳造や研磨、象嵌、着床と想像以上の細かな工程が続きます。素材の持ち味を生かし、多彩なバリエーションを生み出す技法には、名工たちの洗練された熟練技が生かされています。伝統的な職人技に最先端の技術も加えられ、革新的な文化を生み出す「高岡銅器」で番組が提案するのは、ふっくらとした甘いおいしさを届けるあの新製品。おやつの時間がより上質になること間違いなしのアイテムです。