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藍染め

第4回は、古き良き時代の熟練職人による手仕事のたまもの・藍染めにフォーカスを当て、今と伝統を和えるライフスタイルを提案する。
藍染めの原料となるタデアイが伝来したのは、室町時代のこと。徳島県吉野川流域では、600年もの昔から藍染めが行われている。長い歴史には、かつての日本の心を象徴するような出来事もあったという。藍染めが生み出す色彩は、藍48色ともいわれるほど変化に富んでいる。その中に、鎌倉時代の武士が好んだ色があった。江戸時代には庶民の暮らしにも浸透する。その需要に応えるため、藍染めを専門とする紺屋(こんや)と呼ばれる商売が生まれ、各地の城下町には紺屋が集まる紺屋町がつくられた。紺屋町は流行の発信地でもあり、明治時代にはある化学者によって、藍染めの魅力が世界にも広まる。
取材に訪れたのは、昔ながらの製法を受け継ぐ唯一の藍師ともいわれる職人。藍染めに欠かせない原料「すくも」は、費用や手間暇をかけて仕込まれる手作業のたまものだ。
今回の番組オリジナル製品は、色彩の美しさだけでなく、藍染めの抗菌・防虫効果などの特徴を活かした、あの収納インテリア。現代の日本人にも馴染み深い色をまとった和洋折衷のニュープロダクトは、縁起も良く効果も抜群! さらに、家をよりすっきりと見せてくれる。藍染めの魅力を存分に味わえる手仕事をお届けする。