世界の文学がわかる!あらすじ名作劇場
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森鴎外「高瀬舟」ほか
安楽死を扱った森鴎外の名著「高瀬舟」を平泉成の朗読でお届け。また、鴎外が10年をかけて訳し、原作以上と評されたアンデルセン著「即興詩人」も扱います。現在でも使われている、鴎外が生んだ造語の数々とは…。
▼「高瀬舟」
島流しになった重罪人を遠島へ送る“高瀬舟”に、弟を殺した罪人・喜助が乗せられる。護送の役人は、喜助がやけに晴れやかな顔をしていることに気付き、その理由を問う。喜助が語ったのは、病身の弟の自殺を手伝ったということで…。