世界の文学がわかる!あらすじ名作劇場

世界の文学がわかる!あらすじ名作劇場

  • トップページ
  • バックナンバー

バックナンバー

「たけくらべ」

今夜の名作は、樋口一葉「たけくらべ」。日本で最初の“職業女流作家”である樋口一葉は、五千円札に刷られるほどの偉人になったわけですが、その生涯はたった24年で幕を下ろしました。ほかの作家に比べてそれほど作品数が多くもない彼女が一躍有名になったのは、“奇跡の14ヶ月”と呼ばれる時期があったため。現代に残る「にごりえ」「たけくらべ」などをこの期間に生み出しました。
「たけくらべ」の主人公は、遊女を姉に持つ勝気な少女・美登利と、僧侶の息子である内気な少年・信如。2人の淡い恋と、子どもたちの生活を描いた作品です。舞台を現代に置き換えた超訳ドラマで、この名著を紹介します。