百年名家~築100年の家を訪ねる旅~

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旧大名家屋敷「啓明学園 北泉寮」第2弾
~大邸宅の暮らしぶりを伝える名建築~

今回は東京都昭島市にある「啓明学園・北泉寮」の第2弾。北泉寮は、明治25年頃に建設された鍋島直大侯爵の邸宅を原型とした建物です。鍋島邸は現在の首相官邸の位置に建てられていましたが、関東大震災により消失。その中で被害を唯一免れた新和館を、三井家10代目当主の八郎右衞門高棟が譲り受け、昭和2年に現在の場所へと移築しました。昭和15年から高棟の子、高維が設立した啓明学園の校舎として活用しています。第1弾では主屋1階部分をご紹介しましたが、今回は2階部分と、使用人達の生活空間を拝見。現在バックヤードとして使用されている使用人エリアは未整備のため通常非公開となっていますが、今回この番組の為に特別に撮影が許されました。そこには洗面所や浴室、トイレなどが至る所に配され、その部屋数の多さからは、大勢の使用人を擁したこの建物の規模の大きさを窺い知ることができます。また主屋2階部分は、旧大名家の伝統を受け継いだ格式ある空間となっています。随所に見られる贅をつくした意匠にも目を見張りますが、畳敷きに洋風の洗面台を設えるなどのユニークな和洋折衷も見どころの一つ。普段拝見できない北泉寮の貴重な姿をお送りします。

取材先情報

啓明学園北泉寮(旧三井家拝島別邸)

東京都昭島市拝島町5丁目11番15号 TEL:042-541-1003

公開:
 私立学校の敷地内にある為、見学は学園の指定する日時となります。
 詳細は学園ホームページにてご確認下さい。
 尚、お電話によるお問い合わせは学園事務室で対応する為、
 平日の13時~17時にてお願いします(日曜日不可)。

※上記以外の情報については、公開出来ません。