百年名家~築100年の家を訪ねる旅~

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華麗なる洋館 旧島津公爵邸

今回は東京に残る近代建築を巡ります。薩摩の殿様・島津家が明治以降に東京に所有したおよそ2万坪の土地。今は都心の高級住宅地・島津山として知られています。その一部に残っているのが、大正初期に建てられた旧島津公爵邸。現在その敷地は、清泉女子大学として利用されています。上流階級の邸宅では和館と洋館を併設するのが主流だった当時としては珍しく、はじめから洋館だけしか建てられませんでした。1階を接客の場、2階を生活の場として設計され、当時の最先端の生活スタイルを知る貴重な建築です。列柱を配した2階建てのベランダ、玄関ホールの優雅な階段など、"薩摩の殿様"にふさわしい華麗な邸宅建築です。設計は「日本近代建築の父」ジョサイア・コンドル。鹿鳴館の設計者として有名なイギリス人建築家です。多くの日本人建築家を育て、自らも100軒近い最新の西欧式建築を建てたコンドルですが、その作品は8点しか現存しません。実施設計を担った御茶ノ水のニコライ堂、晩年期の代表作、旧古河虎之助邸をご紹介。そんな彼の造った最高傑作のひとつである旧島津公爵邸を拝見しながら、日本人と西欧建築との出会いに想いを巡らせます。

取材先情報

旧島津公爵邸(清泉女子大学)

東京都品川区東五反田3-16-21 TEL:03-3447-5551
※見学ツアーを2014年は、2015年旧島津公爵邸竣工100年記念行事の準備期間として休止しておりますが、2015年には邸内見学の再開を考えております。
最新情報はホームページをご覧下さい。

東京復活大聖堂(ニコライ堂)

東京都千代田区神田駿河台4-1-3 TEL:03-3295-6879
聖堂拝観:
午後1時~4時 (4月~9月)
午後1時~3時半(10月~3月)

旧古河庭園

東京都北区西ヶ原1‐27‐39 TEL:03-3910-0394(旧古河庭園サービスセンター)
開園時間:午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
休園日:年末・年始(12月29日~翌年1月1日まで)

旧古河邸(洋館)

旧古河庭園内 TEL:03-3940-1566(見学についてのご案内)
※本館建物内を御自由に御覧いただくことはできません。
見学は、往復葉書による事前の申込みが原則です。往復はがきに見学希望日時、氏名、住所、電話番号、参加人数をお書きのうえ、(公財)大谷美術館 宛てにお送りください。詳しくはお問い合わせください。
問い合わせ先 TEL:03-3910-8440 (公益財団法人 大谷美術館)

三菱一号館美術館

東京都千代田区丸の内2-6-2 TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)

史跡湯島聖堂

東京都文京区湯島1-4-25 TEL:03-3251-4606(公益財団法人斬文会事務局)

※上記以外の情報については、公開出来ません。