百年名家~築100年の家を訪ねる旅~

百年名家~築100年の家を訪ねる旅~

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湘南・藤沢 ~海の町に残る歴史住宅を巡る旅~

今回の『百年名家』は、湘南・藤沢。

神奈川県藤沢市は、江の島・鵠沼・辻堂など、"マリンスポット湘南"を代表する観光都市です。江戸時代には東海道6番目の宿場町として栄えました。明治時代からは肥料問屋や農具店などの商家町として繁栄を続けました。しかしそんな藤沢も、大正12年の関東大震災で、旧藤沢宿周辺の住宅およそ8割が倒壊したと言われています。今回は大震災にも耐え抜いた、かつての面影が残る藤沢の旧家を訪ねます。

じつは藤沢も、川越や栃木と並ぶ「蔵の町」でした。そこで訪れたのは、明治44年に建てられた黒漆喰の「店蔵」。このお店で目にした柱には、関東大震災で受けた生々しい亀裂が今も残り、その衝撃の大きさを物語っていました。

続いて向かったのはサーフィンの聖地、辻堂の名主住宅。なんと室町時代前期まで遡る家柄といいます。明治初期に建てられたこの屋敷の大黒柱は、当番組でも最大級の太さでした。八嶋さんと牧瀬さんの二人がかりでやっと手が回せるほど。明治時代には私塾を開いていたそうで、かの吉田茂も塾生として通っていたほどの名家です。

東海道に戻ってきた2人は藤沢宿に残っている大変貴重な米蔵を訪れました。天井を見上げると、柔らかな曲線を描く梁が並んでいます。そこで金色に輝くオブジェを発見。アート作品の展示場として活用することで、多くの人から注目されるように働きかけています。

旅の最後に代々続いた米問屋を拝見。両脇に内蔵と外蔵が建つ重厚な構えは、当時の繁栄の証となっています。昭和初期まで使われていた金庫も残されており、かつての商家の面影満載。じつはこの家は藤沢の町づくりの拠点として、ギャラリーや情報交換の場として利用されています。藤沢各所それぞれの専門家が集まり、藤沢の歴史や建物の情報を発信し続けています。

今回は、"海の町"湘南・藤沢のもう一つの顔を発見した旅でした。