百年名家~築100年の家を訪ねる旅~

百年名家~築100年の家を訪ねる旅~

  • トップページ
  • バックナンバー
  • contents3
  • contents4

バックナンバー

外国人の家を受け継ぐ~横浜・山手に息づく西洋文化~

今回は、いつもとはちょっと趣きを変えて番組初の洋館特集。
横浜開港後、外国人居留地として発展し、日本に西洋文化をもたらした横浜・山手を巡ります。

1853年のペリー来航を受け、日本の玄関口として外交や貿易の拠点として発展した横浜は、今年で開港151年目を迎えます。
現在、洋館が建ち並び人気スポットとなっている山手エリアは、かつて、外国人居留地であった場所。この地に、外国人専用の住居、教会や学校等が建てられ、多くの外国人建築家や技術者が腕を競いました。
その内の一人がアメリカ人建築家J.H.モーガン氏。
「居留地最後の建築家」と言われる彼は、日本で亡くなるまで30以上の建物を手がけ、その半数が横浜にあります。
八嶋さんと黒田さんは、案内人のもとモーガン氏によって建てられた住宅、スパニッシュ様式の山手111番館や最高傑作とされるべーリック・ホールを訪れました。
ご夫人方が午後のお茶を楽しんだとされるパームルームや夜な夜なダンスを踊ったであろう広いリビング・・・当時の豊かな西洋文化に感動しきりのお二人。

こうした驚きと感動は当時の日本人をも多いに刺激したことでしょう。

関東大震災後、横浜を後にした外国人を呼び戻すために建てられた外国人向けの共同住宅234番館や現在、カフェとして営業をしている「えの木てい」は日本人建築家によって建てられました。
234番館には、外国人居住者が生活しやすいようにと考えられた住まいの工夫がありました。
また、洋館で育ったえの木ていオーナーが語った八嶋さん、黒田さん憧れの洋館ライフとは?日本の中にあった「外国」。
今回は、人気スポット横浜・山手の知られざる歴史を感じた旅でした。