百年名家~築100年の家を訪ねる旅~

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中山道 木曽の旅 第二話 妻籠宿巡り~江戸の面影が残る宿場町~

今回は、木曽シリーズ第二弾!妻籠宿を訪ね歩きます。
テーマは「江戸時代の宿場町」
まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような妻籠宿。
ここは全国に先駆けて町並保存運動が行われ江戸時代の町並みが当時のまま残されています。
それでは早速、江戸時代にタイムスリップ!!

妻籠宿は中山道69宿のうち日本橋より42番目の宿場町です。
昭和43年に町並みの保存が始められ、昭和51年に国の重要伝統建造物保存地区に選定されました。全長約800mの町並みは、どれも当時の面影を残し、懐かしさと郷愁を感じる情緒いっぱいの宿場町です。

八嶋さんと黒田さんが案内人の小林さんに連れられて訪れたのは…上嵯峨屋。
江戸中期に庶民の木賃宿として使われていた建物を、昭和44年に解体復元したものです。
建物中央に土間が通る中土間形式というめずらしい造りが特徴となっています。

そして下嵯峨屋は三軒長屋であったものを昭和43年に解体復原しました。妻籠宿に現存する民家では一番古い形式をとどめています。大きな特徴として、柱に桧が使われていることが上げられ、木曽谷の民家としては大変珍しい建物です。当時の庶民の住居を代表する片土間に並列2間取の形式をよくとどめています。

現在も旅館を営んでいる松代屋。1804年創業で約200年以上の歴史があります。
建物は当時の面影を残しているため客室は基本的に襖で仕切られており、書院作りの床の間が置かれています。

最後に訪れたのは脇本陣奥。代々脇本陣・問屋を勤めた家で、現在の建物は明治10年にそれまで禁制であった桧をふんだんに使い建てられました。
島崎藤村の初恋の人おゆふさんの嫁ぎ先でもあり、旧家の堂々たる造りを見ることができます。

昔ながらの木曽名物の五平餅や江戸時代の生活に触れ歴史を感じた一日でした。